結構時間はあるものの、10日間も放置してしまいました。。
何故かと言えば、例の甥っ子が可愛いすぎて。。(^^)
この前お宮参りにも行ってきたわけで、この2枚がそのときの写真☆
じゃなくって、、、
左が甥の遼君、お宮参り:2006年 5/5
でもって、、、
右が高田健太郎、お宮参り:1983年 5/5
・・・・・(++)
遼君、ご愁傷様です(T T)
で、今日のNEWS23でアルピニスト
野口健さんの特集をやってたんだけど、タイトルの事実知ってました??
最近知ったことをアウトプットする機会が少ないので久しぶりにちょっと本腰入れて書いてみようかと。
そもそも世界遺産とは・・
世界の国々が強力しあって人類共通の遺産を守ろうというコンセプトに基づいてユネスコが始めたもので、以下の世界遺産条約「守る」という行為にも大きく分けて二つの意味合いが存在すると解釈できる。
①世界的に普遍的な価値をもつ遺産に対する評価として
②存続の危機に瀕している遺産を救うための警鐘として
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<自然遺産>
(i) 地球の歴史上の主要な段階を示す顕著な見本であるもの。これには、生物の記録、地形の発達における重要な地学的進行過程、あるいは、重要な地形的、または、自然地理的特性などが含まれる。
(ii) 陸上、淡水、沿岸、および、海洋生態系と動植物群集の進化と発達において、進行しつつある重要な生態学的、生物学的プロセスを示す顕著な見本であるもの。
(iii) もっともすばらしい自然現象、または、ひときわすぐれた自然美をもつ地域、および、美的な重要性を含むもの。
(iv) 生物多様性の本来的保全にとって、もっとも重要かつ意義深い自然生息地を含んでいるもの。これには、科学上、または、保全上の観点から、すぐれて普遍的価値を持つ絶滅の恐れのある種が存在するものを含む。
<文化遺産>
(i) 人類の創造的天才の傑作を表現するもの。
(ii) ある期間を通じて、または、ある文化圏において、建築、技術、記念碑的芸術、町並み計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。
(iii) 現存する、または、消滅した文化的伝統、または、文明の、唯一の、または少なくとも稀な証拠となるもの。
(iv) 人類の歴史上重要な時代を例証する、ある形式の建造物、建築物群、技術の集積、または景観の顕著な例。
(v) 特に、回復困難な変化の影響下で損傷されやすい状況にある場合における、ある文化(または、複数の文化)を代表する伝統的集落、または、土地利用の顕著な例。
(vi) 顕著な普遍的な意義を有する出来事、現存する伝統、思想、信仰、または、芸術的、文学的作品と、直接に、または、明白に関連するもの。
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これを踏まえた上で、白神山地が登録された一方で、大体どの銭湯行っても描かれているように日本人にとって象徴的存在である富士山が登録されてないということが何を意味するんでしょうか??
番組で紹介されてたのは当然野口健さんの行っている富士山とマナスル(ヒマラヤ山脈にある8000mを超える山、50年前に日本人が初登頂したことで有名。)で登山客が捨てたゴミを拾う活動と関連してて、「富士山に捨てられたゴミの量が半端ない量で世界遺産の名に相応しくないとされているから」とされていました。
まず、前述した①に該当していないということは富士山に世界的に普遍的な価値はないと判断されているということでしょう。個人的には結構好きなだけに残念・・(--)
そして②から洩れているってことは、わざわざユネスコさんが手出すほど存続の必要性がないとさててるってことでしょうか。
ユネスコの選考に偏りがある(登録数の過半数が欧米に位置する)とはいえ、富士山が選ばれないにはそれなりに妥当な理由があるはずで、それが今回のゴミ問題だと思う。
富士山に代表されるように日本人登山者のマナーの悪さは有名で、実際エベレスト登山の際に野口氏自身が「日本人は経済は一流だけど、マナーは三流だ」と言われたことが、彼の活動のきっかけになっている。ユネスコに言わせてみれば、日本人が平気でゴミを捨てるような山(=日本人にとって存続の価値がない)に普遍的価値など見出せるわけなく、それをなぜわざわざ外国人が保護を呼びかけなくてはならないのかって話だ。
ここからは、個人的なイメージと推論に依拠するところが大きいんで、そのつもりで読んでみて下さい。
海外に旅行してみて思うのは、全体的に日本人は遺跡・自然に対する保護意識が希薄だということ。もちろん罰則規定のような法的・制度的な問題もあるけど、海外の遺跡の落書きの中に妙に日本語が目立つ気がするし、そもそも日本の遺跡や寺院に書かれてる落書きの数が多い気がする。
同じ日本人としては恥ずかしい限りですが、確かにこういった国民性の違いは存在すると思います。
そして、ふと考えてみてビックリしたのが、ゴミを捨てるという行為が害を及ぼす範囲の大きさ!
まず、次の登山家の気分を害しますよねぇ。
そして、山は信仰の象徴とされてることが多く、物理的な汚染だけでなくそれを信じる人々の内面に泥を塗ることになり。。
川の流れや風によって麓の村にも汚染が及び。。
彼らがそれによって抱く日本人像が、多くの日本人の価値を下げ。。
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あんま偉そうなこと言える立場じゃないけど、ポイ捨てはやめましょう。
あなたにも自分にそっくりの子どもが生まれてくるかもしれませんよ。
彼が感動するような景観を残し、外からの彼の評価を下げないためにも。。